ハワイの人間国宝、ジョージ・ナオペ氏ご逝去


(photo via : honoluluadvertiser.com


ハワイの人間国宝であり、フラの祭典「メリーモナーク(Merrie Monarch Festival hula competition)」の創始者であり、フラの神様といわれたジョージ・ナオペ(フルネーム:George Lanakilakekiahiailli Naope)氏が、ハワイ時間で2009年10月26日の朝、お亡くなりになったそうです。81歳でした。

私が最後にお見かけしたのは、2007年の横浜ハワイフェスティバル終了後、会場からほどなくの場所にあるハワイアン・レストラン「レイハレ」にお越しになったときでした。イベントでは実に楽しそうに、年齢を感じさせることのない歌声を披露していました。レイハレに見えたときも、小さい体なのに、その存在だけで場の空気がパァッ・・と変わるオーラを持ち合わせていて、思わずほぅっ・・・と声にならないため息が自然と漏れたものでした。

ナオペ氏のような存在は、後発の者に、勇気や希望を与えてくれます。
年をとることは決して寂しいものではない、年をとってもなお、保ち続けられる、失わずにいられるスピリットがあるということを、体で教えてくれているかのような存在だ、と思いました。

まさに、生きるハワイそのもの、といった感じの方。惜しい方をなくしましたが、きっと、これからも、皆さんの心の中で色褪せることなく生き続け、希望を与えてくれることでしょう。
謹んで、心からご冥福をお祈りいたします。

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