小説「悪人」読了。

10/22の日記で「買ってきたので暇を見つけて読みます」などと言っていた本、「悪人」。
なんのことはない、三日も持ちませんでした(笑)
そうでした、読み始めたら早いのでした。忘れていました。最近、お風呂に本を持ち込むということをやってみています。子供のときにマンガを持ち込んで以来かも。
これは、特に、これからの季節、よいですね。なにしろ、時を忘れて温まります。カヴァーが湿気でクルクルとしてくるのが、難点か。

小説の「悪人」は、やはり映画のそれよりも、わたくしにはずっと楽しかったです。描写が、驚くほど細かく、ヒトの心というものを熟知した書き手さんなのだということが良くわかりました。
そして、なにより。小説では、映画では(多分)再現されなかった、しかもかなり重要なエピソードが、含まれていました。主人公祐一の、背景です。
本を読む方は、おたのしみに。

関連リンク

悪人 (小説) - Wikipedia
吉田修一『悪人』公式サイト

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

悪人

悪人