IllustratorでレイヤーごとにPNGに書き出すスクリプト


昨晩は寝る前に心惹かれるエントリーを見つけてしまい、今日は朝イチでエキサイティングなエントリーに出会い、大興奮です。

すばらしいデザインワークの数々を見せてくれるサイト「HICKSDESIGN」の今日のエントリーで「Illustrator: exporting layers to PNG」というタイトルの記事。そこには概ね、以下のような内容が書かれています(訳部分はROCO訳なので誤訳などに気づかれましたらご指摘いただけると幸いです)。

So, I had an Illustrator file with 49 icons, each on a different layer. I put up a question on twitter, asking whether you can export each layer as a PNG, just like Fireworks would do. Within a hour this script was written and boom! All 49 icons output as PNG in one go, cropped to the artboard size!
(49のアイコンを別々のレイヤーに分けて格納してある、これをFireworksのようにレイヤーごとに分けてPNGに書き出せないかとTwitterで投げかけたら、一時間でこのスクリプトがあがってきて大ブーム!49のアイコンがひとつづつアートボードサイズで出力されたのです!)

これは・・・私にとっては大変画期的なことです。なにしろ、まだ素材屋さんをやっていたときに、それぞれ色違いのボタンや壁紙などを書き出すとき、ひとつひとつ書き出ししていたものですから、ユーザーさんに喜んでもらおうと30色バリエーション壁紙!などをつくるときはひぃひぃ言いながら一つずつ書き出していたものでした(笑)

早速試してみました。



ダウンロードしたスクリプトを指示通りIllustrator>プリセット>スクリプトに入れます。ここで私は、このスクリプトを「レイヤーを分けて書き出し」にリネームしました。



三つのレイヤーに分かれた色違いのアイコンをつくり、メニューのファイル>スクリプトを見ると、先ほどリネームしたとおり「レイヤーを分けて書き出し」がちゃんとありますので、それを実行。
ファイルの出力先を聞かれますので適当なところを指定すると・・・



すごい!ちゃんと三つのPNGが書き出されています!ファイル名は、レイヤーにつけた名前が採用されるようなので、ここに気を配ると良いですね。

これがあの頃あったら・・・という思いですが、これからも役に立つシーンがありそう。嬉しいです。

このスクリプトはJack Westbrook氏によるもののようです。すばらしいですね!


■Jack Westbrook氏のTwitterhttps://twitter.com/heywesty

スクリプトのURLはこちら:http://www.hicksdesign.co.uk/file_download/39

■HICKSDESIGN:http://www.hicksdesign.co.uk/

■今日の記事「Illustrator: exporting layers to PNG
http://www.hicksdesign.co.uk/journal/illustrator-exporting-layers-to-png

スクリプトのダウンロード/利用は個人の責任の下、適切に行なってください。ROCO'sでは記事のご紹介のみです。