メキシコのかわいいデザインたち


グラデーションやシャドウのない、クッキリ、ペタっとした塗りの描画が好みです。リッチではない、軽い、切絵に通じるような。
いわゆる「トロピカル」とは少し違うのですが、手持ちの本でメキシコのデザインの本があります。これもとてもお気に入りなのでご紹介。
メキシコの陽射しに負けないような、鮮やかな色彩でPOPに、そしてキッチュに描かれたデザインがたくさん掲載されている本「メキシコのかわいいデザインたち―陽気な風土が作り出すポップな日用品

内容は、パッケージデザインから切手のデザイン、屋外装飾、ショッピングバッグまでメキシコのあらゆるモノのデザインが取り上げられています。
アメリカンなデザイン、レトロアートなどを好んで見る私ですが、ヨーロッパのそれとは明らかに違い、また、アメリカのそれともどこか違うと一目で直感的にそう思います。その主な理由はなんといっても色使い。驚くほどヴィヴィッドでカラフルな配色に、先に述べたようなペタンとしたタッチがあいまって、なんともキッチュな仕上がりが多いのが特徴でしょうか。



屋外の装飾や看板、壁画なども、日差しの強い地域に良くある白い壁とのマッチングのなんとも良い色使いと形をしていて、なるほど、それらのこまごました要素が重なり合って「メキシコらしさ」を形成しているのだ、と改めて感心します。

見ているだけでワクワクするので、仕事とは無関係にパラパラと眺めてしまいます。

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ただいま、屋外にまつわるデザインを考えているところ。大きな場所にどのようにデザインを施そう・・・と、色々な要素を考えるのは楽しいです。


メキシコのかわいいデザインたち―陽気な風土が作り出すポップな日用品

メキシコのかわいいデザインたち―陽気な風土が作り出すポップな日用品