ホノカアボーイ・ビーさんver.のロールキャベツ


大好きな映画「ホノカアボーイ」を観た時に購入したパンフレットに載っていた、ビーさんレシピのロールキャベツ。いつか作ろう、作ろう、と思っていたのですが、ようやく、作りました(日記を掘り返したら、もう、二年も前ですね)。
作りたい、と思ったのは、そのレシピのちょっとした意外さからでした。挽肉だけではなく、刻んだポルトガルソーセージにごはんも入り、生クリームだけではなくサワークリームも加えて仕上げるという、レシピ。ちょっと複雑そうな味のようで、気になっていたのです。
そもそも、たいへんな食いしん坊=おいしいもの(否・高価なもの)を食べることが大好き、なわたくしですが、実は食べることよりも作る、ことのほうが更にもう少し、好きかもしれません。そんなわたくしでもちょっと敬遠するメンドウな印象のある料理、ロールキャベツ。でも、なんとなく、GWだし、やってみようかな、と思いました。
ビーさんレシピのこのロールキャベツは、そのメンドウさに輪がかかったような、だいぶ手間暇のかかる料理でした。でも、とっても、リッチな味わいでおいしかったです。
あらく刻んで加えるソーセージ、がポイントかと思います。これにより、食感がやわらかく弾み、またソーセージに含まれるスパイシーな香辛料が複雑な風味を加えてくれます。
先の日記に書いたとおり、入手できたポーランドソーセージと、北海道の白っぽい荒挽きソーセージ二種を使いましたが、ちょっと、イカサマ風味のする香辛料の効いたソーセージが面白い味になりそうです。ここでのソーセージの役割は、「ちょっとイカサマ風味の悪い男の子なんだけどでもなぜか惹かれてしまうタイプ」そんなところなのだと思います。
チーズはわたくしは石鹸のようなレッドチェダーを5ミリくらいのサイコロに切って加えました。パセリはドライのものを。ビーさんのレシピと違ったのはそのくらいでしょうか。
サワークリームの酸味がかすかにきいていて、ものすごくリッチな素材のコックリ味なのに飽きずに食べ進められるポイントになっています。

それにしても、なんとも、手のかかった料理でした。このようなものを、食べさせた相手の喜ぶ顔を思い浮かべて作る、ということは、どれほどの愛情でしょうか。

作り方、までは書けませんが、レシピは下に掲載しておきますね。

■ビーさんのロールキャベツ・材料4人分

キャベツ:1個
合いびき肉(脂が多めのもの):250g
ポルトガルソーセージ(粗挽きソーセージでもOK):60g
チーズ:60g
玉ねぎ:1/2個
ゴハン:茶碗に軽く一杯(60g)
パセリ、ナツメグ、パプリカ:各適宜
オリーブオイル:大さじ1
バター:20g
チキンスープ:適宜
サワークリーム:1/2カップ
生クリーム:1/3カップ
塩・黒こしょう:各適宜