被災地の今・大船渡市「さんさんの会」(前編)

前回のBlogでお話した経緯により、大船渡市に行ってきました。大船渡市は、岩手県陸前高田市の東隣にある町です。


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東京池袋から、バスが運行されています。夜22:50出発、翌朝6:30頃着予定のおよそ8時間の長距離です。長いなぁ、大丈夫かな、ともチラと思いましたが、船酔いもしない、ハワイ行きでも5時間眠れるわたくし、なんくるなかったです。

ところで、有名な銘菓「かもめの玉子」は、実はこの大船渡市「さいとう製菓」のお菓子なんですよ!

わたくしも、今回教えていただくまで知りませんでした。

渋滞で1時間ほど遅れて盛町サンリアショッピングセンター前(→Google Map)に到着、迎えに来ていただいてそこから程なくの、ボランティアのみなさんが寝泊りしている公民館に荷物を置いて、すぐ、「さんさんの会」がお弁当を作る活動拠点となっているリアスホールに向かいました。






9時から作業開始。まずは、前日お弁当を配りながら同時に回収した使用済みの山のような容器を洗浄することから始まります。



毎日配られるお弁当は400〜500食以上。その数の弁当容器をまずは手洗いし、その後高温で速い性能の洗浄器にかけ、清潔な布巾で拭き上げをしていきます。わたくしは拭き上げ担当。






その間にも調理担当の方々はどんどん、おいしそうな料理を仕上げていきます。

調理をしてくださる方々とて、被災者。ご自身のお店を津波で失ってしまったそうです。被災者が被災者を支援している現場です。
お弁当の調理だけでなく、わたくしたちボランティアのための賄(まかな)いも、その間にこしらえてくれます!これがまたどれもおいしい!


小分けにする作業などもあります。みな平等になるように。足りなくならないように!・・・学校の給食の配膳作業を思い出しました(笑)


他にもこまごました作業をしつつ、午前中がアッというまに終了。おいしい賄いの昼食を調理場でみんなで立ったままがっついて、自分の使った食器を洗ったらしばし、お昼休み。この後のお弁当詰めと配布という大作業に備えてしっかり休憩します。
午後の作業は、次のBlogにて。







↑みんなの癒し担当、サスケ。10ヶ月のわんこ。