ニューヨークは美味しい!

今回読んだ一連の本の中では一番軽い読み物。
食事がまずい、とよく言われるアメリカだけれど、さまざまな人種の集まる町、ニューヨークで食べられるさまざまなおいしいものを紹介した本です。
そもそもわたくしはおいしいものが大好きです。おいしいもの、といっても豪奢という意味ではなく、きちんと心の入ったもの、丁寧に作られたもの、あるいはその土地ならではの工夫の凝らしてあるもの、など、つまりは「食べること=生きること」を大事にしたものに出会うのが好きです。
この本では特に、ニューヨークの食文化を語るときに避けて通れないであろう「コーシャー・フード」についても詳しく紹介されていたので買いました。

「コーシャ」とはヘブライ語で「適切な」という意味

とこの本には書かれています。私が以前どこかで耳にしたところでは「正しい」「清浄な」という意味である、とも聞いたことがあります。
いずれにしても、ユダヤ教の戒律にそった食べ物の事で、在住しているそういった方々のための外食産業の紹介もあったのですが、普段耳慣れないものだけに単純に興味をそそられます。
また、市場や屋台の紹介のあるところもたまりません。それらには生活そのものが凝縮されています。国内でも海外でも「お客さん」として訪れる土地の市場に、私は好んで出向きます。観光客のために用意された顔ではない面を垣間見ることができるので。

ナポリに負けないピザ、サラミ、たっぷりスタッフィングのターキー・・・他にも色々載っています。
あぁ、ニューヨークに行きたくなりました。極力近い目標に設定しようと思います。


■ニューヨークは美味しい!
田村明子 著 / 角川書店

---
朝一から父から電話。「前のDSが壊れたから新しいの買ったら、今度のDSはカメラとインターネットだけでゲームはできないのか?」・・・そんなことないと思うよ、お父さん。今からちょっと父母のところに行ってきます(笑)