A Century of GRAPHIC DESIGN

コツコツとイラストを描く週末を過ごしました。集中して描いていると、5時間が1.5時間くらいに感じられます。たいていは『この色はおかしい・・』とか『ここに何かが足りない・・』など、忙しくあれこれ考えて描いているのですが、なかには単調に続く作業もあります。葉っぱを一枚一枚書く時など。
そういったとき、頭の中は別のことが繰り広げられています。昨日のテーマは「学ぶということとは」をずっと、考えていました。
本を読めば読むほど、何かを学べば学ぶほど、自分の中にある空洞の大きさを知ることになる気がします。つまり、自分の空洞を充填するために学ぶのですが、充填する量よりも、「気づいてしまう自己に内在する空洞の大きさ」の方が大きい。
そうか、学ぶということは充填するというよりも、まずは己の空洞の大きさを知るべく、空洞内部にある霧を晴らすようなことなのかも、と思いました。

さて、グラフィック的なものに関しては、色々なものを見ると新たな発見がありますね。最近のお気に入りは先日近所の画材屋さんでみつけた一冊「A Century of GRAPHIC DESIGN」。特にレトロな香りのするものが充実していたので購入したのですが、モダンアート風、アールデコ調、果ては雑誌「日系デザイン」の表紙までとりあげていて、なかなか色々なテイストのものを一堂に見られるものになっています。洋書、256ページ。
海外のデザインを見ることは、私にとって「色づかい」の点でもっとも勉強になります。日本人うけしない色使いが大胆に施されていることがあるのですが、だからこそ、の新鮮味に出会えることが多いので。
見れば見るほど、知れば知るほど自分のあまりの稚拙さにとほほ、となるのですが、何も知らずにいるよりはきっといい!と思い直して今日もページをめくります。

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ちょっと大きめのweb用メインビジュアルがなかなかいい感じに描けてきました。今日は雨、集中できそうですね。

A Century of Graphic Design

A Century of Graphic Design