ハワイアン(フラ)なCM

テレビをぼんやりと見ていて、つくづくハワイアンなCMが多いな、と思いました。
もちろんこの傾向は今に始まったことではないのですが、そのヒートぶりをよくここまで保っているなぁ、と感心します。
ごく最近放映されているものでも思いつくのは・・・

マンナンライフ蒟蒻畑」フラダンス篇
http://www.mannanlife.co.jp/cm/index.html
新しく出たクラッシュタイプの蒟蒻畑のCM。畑でフルーツを持ちフラを踊る三人の白人女性は、ブラトップにパレオ、髪に挿した花という軽いいでたちで、南国の田舎ののどかさが表現されているイメージです。ハワイアン風の曲にあわせて踊る女性が、前面の女性と後列の二人とがちょっと振り付けが違うのが気になります(笑)
■祐徳薬品「パスタイムFX」
http://www.yutokuyakuhin.co.jp/fx/index.html
女優松坂慶子のバックで踊るフラダンサーは、それぞれの地域篇、で踊り手さんが違うという豪華さ。みなさん肩がしっかりとした位置を保っているあたりからプロのダンサーさんなのだな、と安心して見ることができます。一番正統派のフラ、を再現しているのもこのCM。衣装はホロムウ(体にフィットしたドレスで裾が少し短いもの)、名曲「アロハ・オ・エ」の替え歌にあわせて踊るダンサーさんは日本人のクプナ(年齢を重ねた女性)さんも見られます。商品のターゲットをよく考慮したCMに仕上がっているな、という印象を受けました。
サントリー「ジョッキ生」パラダイス篇
http://www.suntory.co.jp/beer/jug-nama/cm/
「ハワイアンだったりフラを起用したCMって多いなー」と感じるきっかけになった最近のCMです。上記CMサイトも、青い空、緑の椰子、赤いハイビスカスとなんともコテコテなトロピカルが広がっている解りやすいCM。定番のキャラクターは所ジョージで、これまた年齢に関係なくアロハシャツの似合うゆるいキャラで成功しているタレントさんなのでトロピカル感とのマッチングはばっちり。女性は若い日本人、衣装もビキニのトップに短めのカラフルなミノ。BGMもハワイアンというよりはむしろ・・・サンバっぽい?つまりハワイというよりは無国籍でかつ強烈なトロピカル感で独自のワールドを繰り広げているイメージがあります。
第一三共ヘルスケア「新ルルAゴールド細粒」海外旅行篇
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/tvcm/index.html
これはフラというわけではなく、最後の部分でまるでハワイの空港で歓迎のレイを受けたときのようなシーンが差し込まれているだけなのですが、このCMが私は一番お気に入り。なんと言っても光と色合いがとてもよい感じです。夕暮れになりかかったかのような黄色いライトニングは、ちょっとレトロなハワイを連想させるからです。首にかけているレイも、典型的かつ古典的な(おそらくハイビスカスの)一種類の花をボリューミーに連ねたタイプのもので、まだ、ハワイが庶民の手には届かなかった高級リゾート地であった時代を思い起こさせます。冬にハワイを訪れたときの、「日本の空港では重いコート→ハワイに着いたら軽いアロハシャツ」というあの開放感も、「風邪が治ったときのスッキリとした開放感」の暗喩に役立っていて、すんなりと頭に入ってきます。



今、パラっとおもいついただけで上の四つ。最近の放送で、まだ、他にあったかな・・・かつてのものもあわせたらすごい数になりますね。