Ke Ala O Ke Ao Cultural Arts Studio Ho`ike 2009


ワイ島育ちの兄弟で「キナカラ」の愛称でも親しまれる、カヒキナとカラニがクムのハーラウ、「ケ・アラ・オ・ケ・アオ・カルチュラル・アーツ・スタジオ」のホイケを観てまいりました。

フラの雑誌HULA HEAVEN ! ( 季刊 フラ・ヘヴン ) 2009年 08月号 [雑誌]での特集内でとりあげられている記事を読んで、この二人のクムにとても興味を抱き、見てみたいなぁ、と思っていたら、ちょうど知人が踊られるというじゃありませんか!渡りに船とはこのことで、練習も大詰めでお忙しそうな直前にご無理申し上げ、席を手配していただきました。(Mahalo!!!)

バックの演奏がそれはそれは豪華。ピアノ&ウクレレにAaron J. Sala(アアロン・ジェイ・サラー)、ベースに元Na Palapalaiのメンバーとして有名なKeao Costa(ケアオ・コスタ)、ギターにKuhio Yim(クヒオ・ユイム)、メイン・ヴォーカルにNapua Greig(ナープア・グレイグ)・・・ため息が出そうです(出ました)。
そして四人が四人とも、ほぼメインVo.。ピタリとあったコーラスの音の厚さ、ゴージャスさ、パワフルなボリューム感といったら、それは「バック演奏」の領域をはるかに超え、確立したライブコンサートといった感じです。
しかしながらすべて通して感じたのは、リラックスした温かな一言でダンサーの緊張をほぐすこともし、緻密に織り上げられた演奏とコーラスを演奏するもの達自らが心から楽しみボルテージを上げていくことでまた、ダンサーたちの気持ちを高揚もさせよい意味で煽っていくこともするプレイヤーのクオリティの高さ。「一体感」に包まれて踊るフラはきっと、幸せなことでしょう。

このハーラウでなんといっても有名なのは、今年のクイーン・リリウオカラニ・ケイキ・フラ・コンペティションQueen Lili’uokalani Keiki Hula Competition)で見事2位となった高橋トムさん。まだ11歳の彼は、ケイキクラスのないこのハーラウのカネクラスで頑張っているのだそう。もちろん彼のフラも披露されましたが、キレがよくわくわくするようなそのフラは、クムの踊りをしっかりと研究し受け継いでいるものであることは一目瞭然でした。表現力の豊かな、美しいフラでした。

フィナーレではクム達もカネに混じってフラを披露してくれました。輝く表現のお兄さん(カヒキナ)のフラ、優しくしなやかなイメージの弟(カラニ)のフラ。見ている者をハッピーにします。

他に私が印象的だと思ったのは、クプナクラスのフラの質の高さ。すばらしい!の一言です。ピシリと揃ったフォームに、学ぶ者の意識の高さがうかがえました。感動。

そんなこんなで、大満足のホーイケでした。



写真は帰りに揃って大サービスのゲストたち。この時アアロンが見えなかったのが残念!ケアオのカメラ目線に大喜び!